東京―名古屋を走る夜行バスの楽しみ方
夜行バスというのは、以前は安さが売りで快適さとは縁遠いところがありました。
そのため、どちらかというと男性の利用客のほうが目立っていたのです。
しかしながら、各バス会社が女性の利用客の獲得に乗り出してからというもの、夜行バスの快適さに焦点が当てられる様になりました。
それにつれて、女性客が徐々に増えていったのです。
特に、夜行バスの中では比較的走行距離の短い東京-名古屋間は、女性の利用客がかなり増えたといいます。
女性の利用客が増加したことを受けて、夜行バスの新たな楽しみ方が模索されるようになりました。
そこで、夜行バスの快適さに焦点を当てつつ、どのようにしたら快適にバス車内で過ごすことができるかという点に迫ってみることにします。
新たな発見や楽しみ方を見つけられるかもしれません。
まず、女性の利用客の場合、乗車料金の安さよりも社内における快適さを追求します。
そのため、同じ東京-名古屋の夜行バスでも、安い4列シートよりも3列シートの方を好んで選びます。
3列シートの夜行バスでは、女性専用車両も登場し、安心して夜間でも移動することができるようになりました。
そのため、女性の利用客は男性と隣り合って座ったりすることがなくなり、異動の際の快適さが増したのです。
3列シートはカーテンが座席に取り付けられていて、カーテンで仕切ってしまえば簡易の個室が出来上がるため、周囲を気にせず、目的地まで快適に移動をすることができるのが魅力です。
もちろん、それだけ乗車料金は割高になりますが、女性客にとっては安さよりも快適さを優先するという傾向が見られ、3列シートが選ばれています。
さて、移動中や車内での快適な過ごし方や楽しみ方について紹介します。
なんと言っても、3列シートの場合、座席ごとにコンセントが付いているので、移動中はスマートフォンの電池の残量を気にすること無く過ごすことができるのが魅力的です。
そのため、車内では映画を見たり、音楽を聞いたりと移動中楽しく過ごすことが可能です。
では、サービスエリアの楽しみ方はどうなっているでしょうか。
以前であれば、サービスエリアで購入した食べ物を車内に持ち込むことができましたが、現在では食べ物の持込みが禁止されています。
その代わり、サービスエリアでの停車時間を利用して、その土地の名物をサービスエリア内で軽く食べたりするなどの楽しみ方があるようです。
環境が変わっても、人間はその環境に適応できるのです。